「…………」 道に伸びる2つの影が 前帰った時より近いことに嬉しさと恥ずかしさを感じつつ、 幸せな気持ちでいっぱいだった。 ずっと憧れていた、彼氏と一緒に下校。 今、その憧れが叶っているだ。 会話は特に多いというわけでもないけど 陵くんとなら沈黙さえも愛しい。 こういう時に、すごく好きなんだな……って実感させられる。