――


少し赤くなった空。


陵くんのとなりを歩く。

並ぶ二人の影が恥ずかしい。




周りには他の生徒がいなくて、
二人だけ。



見られなくていいという安心感と

二人だけという緊張感。


ワクワクとドキドキ。



でも、それも全て愛しいと思うのは


やっぱり陵くんのおかげなんだろうな。