「………」




「本当にありがとう千里!」



「…………」



「……千里?」



さっきからずっと黙ってる千里。


不安になって顔を覗き込むと……



「っ麻央おめでとっ!」



千里にすごい勢いで抱きつかれた。



「わっ」



いきなりすぎて倒れそうになる。


なんとか持ちこたえると
千里が泣いていた。