正直、1人は怖い。 千里が一緒にいてくれた方がうまく言えるかもしれない。 でも……それじゃダメなんだ。 いつまでも甘えてちゃダメなんだ。 来てくれなかったら、とか 信じてもらえなかったら、とか 考えちゃダメ。 『今日の放課後…… 話しがあるんだ』 私がそう言ったあと 篠田くんは曖昧な顔をした。 でも、優しく笑って 『……うん。分かった!』 だから、絶対来てくれる。