千里がハッと息を呑む。



「か、勘違いされたら……」



もし、篠田くんがあのメールを見てしまったら……


告白するどうこうの問題じゃなくなる。


もし、勘違いされてしまったら……。




距離なんて、関係なくなる。




やっと縮まった距離が


離れる。




きっと、篠田くんは笑って



『応援するよ』



そう言うんだろうな。