――― だんだんと意識が浅くなってくる。 うっすらと目をあけると視界が暗い。 さっきまではオレンジ色だったのに…。 寝ちゃったんだ、と ゆっくりと顔を上げて固まった。 「あ、起きた?」 「……な、んで……」 目の前に座ってる人を見つめる。 「……篠田くん」 目の前に、優しく笑った君。