―― 「高畑、くん?」 私を助けてくれた人物、 高畑 秋斗くんを見つめる。 「ん!せーかい。 良かった。覚えてもらってて。」 人懐っこい笑顔を向けてくる。 …そりゃあ、覚えてるよ。 同じクラスだし。 それに…高畑くんは 篠田くんと並ぶくらい、イケメンでモテるんだから。 聞いた話だと、モデルをやってるとかなんとか……。