真面目そうな、可愛らしいかんじの

男の子だった。

背は私よりも少し小さいくらい。


・・・自分で頬が熱くなるのを感じた。


いやいやいや、そ、そんな

初対面相手に、なー・・・


これが一目ぼれってやつかな?

でも、今までそんなことなかったし・・・


うん、違う、絶対に、違う。


まあ、これから班活動とか一緒にするし

話しかけてみようかな?


「どうも、私、笹野 紫苑って
 
 言うんだけど、よろしくね」


「うん、よろしく。

 俺は竹田 誠太!」


なんか思ってたより

明るい感じの子だった。