わたしはあのチャラ男のところまで 全力で走って行き、 その男の肩をグイッと引っ張る。 「あ?んだテメー」 とその男が振り向いた瞬間、 ードカッ 男が吹っ飛ばされる。 ってか吹っ飛ばした。 「…っにすんだよ」 とドスの効いた声で怒鳴り睨んでくる男。 わたしも負けじと睨み返す。 少しの睨み合い。 折れろ、折れろとお互いに脅し合う。 フン、わたしのこの表は鉄壁の心、 敗れてたまるか。