「なぁなぁ黙ってないで何とか言ったら?


ククッ、なにも言わないなら俺、
本当にもらっちゃうけど?」


それでも黙っている彼氏。


…うん。


何なのこいつら。



ヤバイ、ヤバイよわたし。



何か、何かが頭の中で
切れちゃうんだよなぁ、こういう時。


「んじゃ遠慮なく」


そう言って肩を抱き寄せ、あろうことか
顔を近づけるチャラ男。




その瞬間…


ーピキッ


わたしの中で何かが壊れた。