「ー成宮くん!」

成瀬が目を見開く。

他の女たちも俺の存在に気付いた。

「成宮くん!これは…違うの!!」

女の一人が話し出したのを俺は遮った。


「ーうせろ、つーか俺らが『king』ってこと分かってんのか!?」


そう言うと女たちはビクッと怯えて逃げていった。





そう、『king』は生徒を退学にすることすら出来るんだ…


残されたのは俺と成瀬の二人。