泣き止ませようと頭に乗っていた井上先輩の大きい手のひらに段々圧力がかかってくる。








「あだだだだ!痛い、痛いです先輩!!」







「えー?聞こえなーい」








なんだなんだとこっちを見ていた生徒も、あぁあの2人かと納得してまた歩き出す。








これが1ヶ月に1回は起こる現象であり、もう周りも慣れっこなのである。