こっちを振り返る井上先輩の顔は呆れてるって感じで、普通なら憤慨するであろうが井上先輩だから許せるって気になるから不思議だ。









それは、まぁ自分でも何回目だっていう自覚が少しはあるからで、何だかんだ毎回愚痴を最後まで聞いてくれるってわかってるからだろう。









「別にいいじゃないですかー。ここは公共の場でみんなのものですよ」








「知ってるわ、んなもん。そうじゃなくて、何で１年のお前が２年の教室まで愚痴をこぼしにくるかだど阿呆」









「告白した人同じクラスだから、気まずいからに決まってるじゃないですか何言ってるんですか馬鹿なんですか？」








「知るか！」