ほれさっさとお帰りーと手をひらひらさせる井上先輩をキッと睨見上げる。が、鼻で笑われた。death









「ほら、帰れ帰れ」







「うー…!先輩私と付き合って下さいよー」







「馬鹿なこと言うんじゃありませーん。そして俺には間に合ってます」







「今彼女いないじゃないですかぁ!知ってるんですよ!?先輩が下校の時に目の前のカップルを凄い形相でガン見してたのは!しかもその後ぼそっといいなって呟いたの聞こえたんですからね!?」








「あーあーあーあー!!何言ってるんだろうなぁ、こいつー!ちょ、俺こいつのことホームに返してくるわ、ステイさせてくるわ!!」