少し落ち着いてから梨緒にこのことを言った。

『そっか…。そら痛いね…。』

『梨緒まで泣かないでよ。』

『だって…。』

梨緒も半泣きだった。

梨緒の泣き顔見たりまた悲しくなって…
2人で泣いた。

梨緒ありがとう。
ほんとに優しい子。

『これからどうする?』

壁にかかった時計は6時を差していた。

『とりあえず帰ろ?』

『じゃなくて…翔平くんと…。』

『なんとかなるでしょ?あたしの問題なだけで翔平には関係ないんだから。』

『林歌…。よしっ帰ろ!!』