『そっそうだよね。小学生じゃないもんね。そんなことないもんね。』

そうだよ。いつまでも小学生の時みたいに手なんか繋いでらんないもんね。
そんなことしてらんないもんね。


『林歌…?』

『あっなっ何?』

笑顔で微笑んだ。

『ごめん…。しかメとかして…。』

『あっ気にしなくていいよ?』

『じゃあね。』

『ばっ。』

ガラガラ。ピシャ。

ばいばいって言おうとしたのに、教室のドアを閉められた。