大丈夫なんて思ってながら、実際はそうじゃなくて…。

毎日、魂の抜け殻だった。
なんのやる気も出ないし…。

梨緒には大丈夫って言ってたけど内心は、ボロボロだった。

やっといっくんを忘れられたのが、いっくんが引っ越した夏休み中のことだった。



『平田、あの時ほんとにごめん…。』

『大丈夫だって♪気にしてないし。それに今気になってる人がいるし…。』