『林歌~。翔くんに感謝しなさいよ?補習の日毎日送り迎えやってもらってたんだから。』

『分かってるよ。』

『今度、翔子さんにお礼しに行かなきゃ♪』

━バタン。

部屋に入り、ベッドに倒れこむ。

課題…。

どうしたもんか…。


~♪

携帯がなった。

ディスプレイを見ると、翔平からだった。

『もしもし?』

《あっ林歌?明日暇?》

『うん。暇だけど?』

《まじ?ちょうど映画チケット余ってるから行かない?》

『別にいいよ。何時?』

《10時に駅前で。》

『分かった。じゃぁね。』