「いや、あれはにやけてたな。」


優位にたてた!と調子に乗る佐々木に私は反撃することにした。


「あれはって…私の表情よく見てるの?
私のことよく見てるね?お?お?」


へへへー!
どうだ私の攻撃力!
私をなめるなよー?



「うるさいなー…。
そんなんじゃないから。勘違いするな、自意識過剰の佐藤さん♪」


そう言いながら、佐々木はでこピンしてきた。


…地味にイタイ。



だけど、正直この時間が私にとっては幸せ。


毎日ではないけれど、一緒に帰ってくだらない話をして、笑いあって…


佐々木に英語教えたいから、ちゃんと勉強もするし。


相乗効果がありすぎて、私今死んでも後悔ないと思うな。