「これでいいのか?」

「ダメだよ!友希!子猫はドライフードじゃなくて缶詰めとかじゃなきゃ。」

「お…おぉ。」

「沙之介センパーイ!」

「なーにー!」

「首輪これでいいんすかね?」

「子猫はすぐおっきくなるからこれの方がいいよ!」

沙之介先輩のお陰でてきぱきと

買い物を済まし店を出る。

「じゃあ俺家いって色々とってくる!」

「俺は家こっちだから。」

「俺も一回家帰る。」

「え。ちょっ…。」

言い終わらないうちに三人は足早に去っていった。

「みんな俺だけに押し付けやがって…。」

「ニャーオ?」

「全部お前のせいだからな!」

「…ミャー…。」

「え(汗)ちょっ冗談だよっ!」

「ミャー!♪」

ったく。なんか狂う。

そう思いながら俺も足早に家に向かった。