京真の言っている、男の人は多分金井さんだろう。

最後に聞いた声が金井さんの声だった気がするし、

ここに運んでくれる人なんて金井さんしかいないから。



「じゃあね、京真。
ごめんね、迷惑かけて…」


そう言い帰ろうとすると、


「待ってください!!」


と、京真が私の腕をつかんだ。