「任せるって何を?」



もうすっかり泣き止んでしまった私は加奈子に聞いた。


「大丈夫よ!
ゆかはそのままで!
さ、もう暗いから帰りましょ!」


加奈子は勝手に話を終わらせた。


これ以上聞いても無駄と思った私は、おとなしく帰ることにした。