「やべっ、アイコ、もう俺イクわ!」
「はぁっ、はぁっ、いいよ今日は。膣に出しても。」
ビュクッ!ビュクッ!…
ふう、と深く息を吐き、ゆっくりとユウはアイコとの繋がりを解く。
「おーい。」
さっきのメガネの女子マネが、ユウに声をかける。
「うわっ!ルミ先輩!びっくりした!」
「どーでもいいけど、あんたらが楽しんでる間に、あんたらの連れ、ヤられちゃったよ。」
「げっ!」
あわててユウとアイコが私に駆け寄る。
「あーあー、だから言わんこっちゃない。」
ユウはティッシュをズビズビと何枚も引っこ抜き、私の膣内に指を突っ込み掃除を始めた。
アイコとルミ先輩は、汚れた床を拭いてくれている。
飛び上がって天井に頭を打ち付けそうなくらい恥ずかしいシチュエーションなのに、上手く頭がまわらない。
「あの人ら、メチャクチャするんだから気をつけろよ!」
そういうユウの股関は、アイコの液でぬるぬるのままだった。
気がついたら、私は泣きながらユウの性器にむしゃぶりついていた。
「お、おいおい…」
アイコの膣液を、舐めに舐めて掃除をした。
放っておくと、ユウはアイコだけのものになってしまいそうだから。
もう昔の三人には戻れない気がしたから。
舐めても舐めても、ユウは勃起しない。
アイコが舐めたらすぐなのに。
私は泣きながら、えづきながら、必死で舐めた。
アイコが私に抱きついて、泣いた。
「大丈夫、カナ。大丈夫だから…」
体操服に着替え直した私とアイコは、顧問の先生の元へ。
挨拶を済ませ、再び部室へ。
「やっぱり二軍からだったね。あたしは一軍担当だけど、わからないことがあったら何でも聞いて!」
アイコはニコッと笑って去っていった。
どうやら、一軍と二軍では部室が違うらしい。
一軍の部室はキレイだったが(アイコとルミ先輩のおかげ?)、二軍の部室は入る前から汚い。
まずは掃除から始めようかな…
部室のドアを開けた。
むわっとくる汗の匂い。
ぐちゃぐちゃの部屋。
泥まみれの用具。
ま、まさに男の部室…。
一瞬くらっときたが、ここで逃げたら何のためにここに来たのかわからない!
やるぞ!カナ!女をみせろ!
ふぃー、疲れたー。
練習が終わり、ぞくぞくと二軍が部室に帰ってくる。
そして、全員が皆、足を止める。
なんじゃこりゃー!
あれほど汚かった部室が、なんとびっくり!匠の技によりきれいな部室に早変わり!
「お疲れ様でーす」
ふらふらで、埃まみれの私が顔を見せると、全員が一斉にフリーズ。
「に、西岡カナさん…だ…!」
周りがざわつく。
「学園のアイドル、西岡カナさんだー!に、二軍に、女神降臨やでぇー!」
ひざまずく球児たち。
こうして私のマネージャー一日目は終わった。
うちの野球部にマネージャーは四人。
アイコと二年のルミ先輩、三年のトモミ先輩と私だ。
私以外は三人とも一軍で、今まで二軍にマネージャーはいなかった。
…と、何故か初日から私の子分になった、二軍の二年生、サトシ先輩が教えてくれた。
「サトシ先輩、私のほうが下級生なんだから、敬語はやめてくれません?」
「そうはいきません。あなたは私どもの女神なのです!カナ様こそ、私のことをサトシ、と呼び捨てくださいぃー!」
この調子である。
私が初日に一軍のほとんどとヤったことを知ったら、サトシ先輩はどうなってしまうのだろう。
「それで、サトシ…くん、うちのチームってどういうチームなの?」
「うーん、そうですねー、一言で言うと…ユウくんのワンマンチームですね。」
「うちは元々、強打が売りのイケイケチームだったんですが、三年生がごっそり抜けちゃって、弱小チームになってたんです。それが、投げれば完封、打てばホームランのユウくんが入ってきて、一気にまた強豪チームになった。そんな感じっすかねー。」
ふーん…っておいっ!
じゃあなにか!?
私はそんなやつらにでかい顔されて、好き放題されたってか!?
あー、腹立ってきたー!
「あの、大丈夫っす…?」
怪訝な表情を浮かべるサトシを見て、ふと我にかえる。
「な、何でもないよ、ほほほほほ…。ところで、一軍と二軍、どうやって入れ替わるの?」
「ああ、それは、部内での練習試合っす。」
「練習試合?」
「練習試合終了後、監督が使えるって思った人材を一軍二軍入れ換えるっす。」
「へぇ、ちなみに練習試合っていつ?」
「今週末っす」
ぶふぉー!こんなとこで油売らずに練習せんかい!