つぎの日同じ時間に約束した場所に行った




「結愛ちゃん」



「遅くなってごめんなさい」





私は苦笑いをしながら髪を直した




「大丈夫だよ
改めまして、太輔です」




「あっ、結愛です」



私は軽くぺこっと頭を下げた




「よろしくな
何か飲もう?
俺 シャンディーガフ」



カウンターに寄りかかってそう言ってる

その姿がなんだかさまになってて


私もつられて答えた

「同じのを
お願いします」




すぐに出てきて太輔くんは、それを持ってテーブルまで運んでくれた




「ありがとう
太輔くんってアイドル何ですよね?
いいの?」




「俺は全然大丈夫
結愛ちゃん仕事何やってんの?」




「雑誌のモデル少しだけ」



私は俯いた



「楽しくなさそうな顔するね?
仕事嫌いなのか?」