〜次の日〜


俺は朝から机に突っ伏して寝てた。

目が覚めた

まだ来てない奴らいっぱいいんじゃん…

…あ、尾方もまだか


藺「おはよう、飛雄!朝だよ!」

…知ってるっつーの

飛「おはよ」


すると、昨日は休んでた豊井恵里加 とよいえりかが来た。


藺「あ、恵里加ちゃん、おはよう!」

恵「お、おはよ。辻、わたしの席どこ?」

藺「あ、俺の横ー!あの、飛雄の前の席の、隣。」

恵「ありがと。」

豊井がきた。豊井は、かなりサバサバしている性格で、はっきりと物を言う。でも、長い髪とクールな顔立ちが美少女であると、モテている。

恵「坂上、おはよ。私の後ろ誰?」

飛「尾方。」

恵「やった!珠琴だぁ♪ありがと」

飛「おう」


そのとき…


スキップをして鼻歌を歌う尾方が来た


ふんふんふーんふふんふーーん♪

飛≪ドキッ≫

よそ見をした尾方の行く先には…

飛「危ない!」

珠「きゃぁ!!」

体育祭の準備だとかでたくさん鉄の筒の棒が転がっていた

俺はなぜか夢中で走って尾方を助けに行ってた。

お姫様抱っこで受け止めた

珠「ありがと、ひー君!」

飛「お、おう…」

友達にもなった覚えないのに…

[隣の席の人]なのに…


なぜか、俺の心臓は、尾方の姿が見えた瞬間ドキドキバクバクしてた。そしたら、夢中で走ってた。こんな感情人生で初めて。

これは一体なんなんだろう…

藺「ったく飛雄、なにやってんのー?珠琴ちゃん、大丈夫?」

恵「ちょっと、珠琴大丈夫!?ちなみに、坂上とどういう関係!?ひー君って…」

飛「な、なんでもねぇ…」

俺の顔は確実に真っ赤っか。

しかも、クラス中の、視線が注目。

珠「大丈夫だよー!心配させてごめーんっ、次から気をつけなきゃね、えへっ」

珠「あ、それから、ひー君はい。お弁当」

飛「ありがと」

恵「え!?は!?ん!?珠琴なにやってんの!?」

珠「あ、これ?いっちゃんが昨日、恵里加ちゃんいないから一緒に食べよ?って言ってくれて、一緒に食べた時、ひー君パンだったから…私が作ろうと思って!美味しいって昨日卵焼き食べてくれたから♪」

恵「あ…そう…な…のね…てか、いっちゃん?」

珠「辻くんだよ?」

恵「ふーん…」

藺「あのさ、席近いし、珠琴ちゃんと飛雄いい感じだし、今日から4人で食わね?てか、4人で友達しよ!」

飛「!?」

女友達!?できたことねぇ…
豊井の顔も微妙…


珠「お友達増えるの楽しそう!いいよ!」

恵「あんた、まじでゆってる!?珠琴!?」

珠「え?うん」

恵「分かったわよ…あんたがそう言うなら…」

藺「やった!きまりー♪」

飛「え、俺の立場は?」

藺「知らね」

うゎ………

ほんとどーなんの…俺…