そんな時だった、階段を登る足音が聞こえたのは




「あれ?牧原さん?」




そこにはいたのは、あたしの素がバレてしまった生徒会長だった





「何してるの?屋上入れないよ?」




「そんなこと知ってるわよ、だから、ここに座っているんじゃない」




でも、正直、鍵がかかっていて良かった




だって、もし、屋上に誰でも入れたとしたら





いじめによって自殺する可能性があるから






「ていうか、会長こそなんでここにいるのよ」






開かないって解っているなら来る意味がない






あたしは、例外だけど