これだと、彼女の学業に支障が出る
こういう時は、あたしには奥の手がある
いや、奥の手と言えない
この仕事を始めてから幾度となく使ってきた
いじめハンターの特権だ
あたしは、佐川香織たちと別れ、人気のない空き教室地帯にやってきた
そこで、あたしは、電話をかける
『はい、もしもし』
「如月さん?牧原ですけど」
『あ、希望ちゃんか!どうかした?』
落ち着きが伺える低くて優しい声…
安心するなぁ…
あたしのことを救ってくれたのは彼だから
あたしの生きる意味を与えてくれたのも彼
あたしの、大切な存在だ
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…