「その事なんだけど…夏哉さんごめんなさい!」
「ん?」
「体育倉庫の鍵がかかってたから蹴り飛ばして壊しちゃった…」
弁償かなぁ〜
あ、でも、教育委員会から費用出るかな
あたしは、教育委員会から依頼を受けているいじめハンターだから、学校でいじめ撲滅のために必要な物はほとんど教育委員会から支給される
今回のことは微妙なとこだな…
「扉か…直しとくから大丈夫だよ
こんなことがもう起きないように中から鍵かけられないようにしとくよ」
「ごめんね?夏哉さん…」
「いいって気にしないで!あの子を助けるためだったんでしょ?だったら、費用がもらえるから」
あ、よかった…費用が出るっぽい
「じゃあ、早速手配して来るね
ふたりとも気をつけてね」
そういって、夏哉さんは生徒会室を去っていった