-希望side-


着替え終わって、紫乃ちゃんを帰した



とりあえず、これで一安心だ




「希望ちゃん、駿河くんから色々聞いたよ

大変だったね…」




夏哉さんの表情にはどこか不安がうかがえる



それもそうか、状況が状況なんだから…




あたしでさえ、びっくりして慌てたんだから





あまりの慌てっぷりにドアを蹴り飛ばしてしまったし





って…





やってしまった…






ドアを破壊してたんだった