「それじゃあ、紫乃ちゃん…着替えよっか?
着替えから悪いけど夏哉さんと駿河くんは外に出てってもらってもいい?
終わったら、呼ぶから」
今、夏哉さんと一緒にいると
あたしは壊れてしまうから
紫乃ちゃんがいてくれてよかったって思う
「わかった」
そう言って、二人は出て行った
「…ふぅ」
「希望ちゃん…?大丈夫?」
「ん?大丈夫!ごめんね?」
「今のって理事長だよね?知り合いなの?
希望ちゃん、辛そうな顔してる」
心配してくれる
彼女の気持ちが素直に嬉しかった
また、あたしの中身を見てくれる子に出会うことができたのかな…