-希望side-

こうしてあたし達は再び生徒会室へとやって来た


「名前、聞いてもいいかしら?」


「あ、はい、山本紫乃-yamamoto shino-と言います。高2です」



紫乃ちゃん…



どこか優美な雰囲気をしている彼女にピッタリ




「素敵な名前ね…あたしは牧原希望」




まだ怯えている




「よろしくね!大丈夫、怖がらないで…あたしは、あなたの味方だから…」




たとえ、何があってもあたしだけは裏切らない






裏切ることなど、あたしには出来ない






裏切る資格があたしにはないから