教室について、扉の前で一旦深呼吸をする
大丈夫、わたしはもう大丈夫
今までの自分とはお別れ
新しい、本当の自分にわたしはなるんだ
わたしは、教室に入って牧原さんの席の前に立つ
彼女の目には戸惑いが感じられた
「希望ちゃん!
あなたがなんと言おうとわたしは
希望ちゃんの味方するから
友達だなんて思ってもらえなくても
わたしは、友達だって、親友だって、ずっと、ずっとそう思ってるからね!
だから、わたしを頼ってください!」
自分が何を言ったかすらわからなくなってしまうほどテンパってしまったけど
伝えたいことは全て言えたと思う