「そうね…そうだといいわ」




「きっとそう思ってるはずですよ?」






「ありがと、八木…

いつも、八木には助けてもらってばっかりだ

これからの八木の仕事はあたしのために物資を運んで来るくらいになっちゃうわね…」






八木さんの仕事…






それは、モノを届ける事だ







私のところに持ってきたように








「希望さんのためなら喜んでいたしますよ」







「八木…今までありがとね…

八木がモノを高野さんに届けてくれたおかげで高野さんの学業に支障が出なかったのよ

あたしの代わりにやってくれて、助かってる」








あぁ、そうか…






私はこの時ある会話を思い出していた