-柚架莉side-
牧原さんが入った空き教室から声が聞こえた
「希望さん、これを」
男の人の声だった
しかもこの声…
私、知ってる
「八木さん、いつも使ってごめん」
八木さん…?
「いいんですよ、希望さんのためなら
それと、私のことは八木でよろしいと何度も行ったじゃないですか」
「そうだったわね、八木、ね。
ねぇ、八木、今回のことはあたし個人のことなのに支給してもらっちゃっていいの?」
「それは全然構いませんよ
これも、仕事の一貫ですので」
支給?仕事の一貫?
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