『なんなら、二人一緒に帰れば?』

「え?」

「は?」

うわぁ…
目つき怖っ!


『二人で睨まなくてもいいじゃん!』

ふと、窓の外を見ると
丁度、雫が到着した状況だった

『あっ!雫だ!』

私は急いで
雫がいる校門に走った

『はぁはぁ…お待た…せ』

「メールするって言ったのに…笑」

雫は乱れた私の髪を
直してくれた

また、キュンってなったょ…

「ハァハァ…ちょ…美雨」

あ…

「俺らの存在忘れんなよ…ハァハァ」

あちゃー笑

二人も私の後を追いかけてきたから
息切れしていた

雫は驚いた顔をしていた

『あっ、二人とも私の友達!』

「合コンの時いたユウカだよ」

「三年のタクヤでーす」

「…南京 雫です」

「やっぱ,美雨が言う通りかっこいいなぁー♪」

うわぁ…
雫が引いてる…笑

『じゃ、私達は行くから!あとは二人ごゆっくりー♪』

私は雫の腕を引っ張り
歩き出した

「ちょっ…美雨…どこ行くの?」

『放課後デートしょ♪』

「りょーかい♪」

雫はさりげなく
私の手を握った

幸せ…って
こうゆう事を言うんだね


今日は私のリクエストで
学校付近のショッピングモールに来た

「何か見たい物ある?」

うーん…
最近,服見てないなぁ…

『あっ…あのお店寄ってい?』

「あぁ」

私のお気に入りの洋服が
売っているお店だ

『うーん…これとこれ迷うなぁ…』

私は,ピンクで可愛らしいドットの
ワンピースと

黒でラインストーンが入っている
大人っぽいワンピースで

迷っていた

「美雨はこっちの方が似合う」

キューンッ!

胸が締め付けられた

雫が選んだのは
ピンクで可愛らしいドットのワンピース
だった

『わかった!じゃぁ,これ買ってくる』

「あぁ」

雫は優しく笑ってくれた