ガラガラ~

病室に入ると
変わり果てたダイキの姿があった

酸素マスクをしていた

『ダイキ…』

私はダイキが寝ている
ベッドに近付いた

「ん…」

『ダイキ⁉目覚めたの⁉』

「みぅ…ハァハァ…おれ,みぅがすきだ」

知ってるよ…

『私もダイキが好きだよ?』

すると、ダイキは
柔らかい笑みを浮かべ、

「美雨…幸せに…なれ…ょ」

ピーーーーッ

側にいたお医者さんが

「残念ながら…」

『ダイキ…?ねぇ,ダイキ!起きてよ!私を待たせて何寝てんのよ!ダイキ!ダイキー!うわぁぁん!』

私はその場に泣き崩れた

すると、

「これ…浅野ダイキくんが事故にあった時、持ってた物…」

看護師さんに
何かを握らされた

手を開くと、小さな箱だった

箱を開けると、
キラキラと光っている
綺麗なハート型のネックレスだった

そのネックレスは
実際言うと,今でも
私の首につけられている

ダイキは…死んだ。

そぅ,認識出来たのは
それから,一ヶ月が経った時だった


それから,私は変わったんだ。

本気で人を愛さない…と。
偽りの愛を男と作る…と…


なのに…
雫と出逢い私は変わってしまった…

ううん…
変わった。んじゃない…
昔の私に戻った。んだ…