涙が枯れる頃には
もぅ朝方になっていた

『ごめんね…』

「いいんだよ!美雨ちゃんは…何かほっとけないし!」

どうしてそんなに優しいの…?

私…どうしちゃったんだろう…

雫が言う言葉で、いちいち
ドキドキしてる…

『…ありがと』

「送ってくよ、すぐそこだけど。笑」

雫はまた優しい笑顔で
笑いかけてきた

私は心臓の暴れ具合が
ばれないように,雫と距離をとった

「そっち車道だし,危ないから美雨ちゃんはこっち!」

そう言って、さりげなく
手を握った…

人の手の温もりが
こんなにも暖かい事…
人の優しさで
こんなにも救われる事…

全部,雫が教えてくれたね…

家の前につくと、
「じゃ,またな?」

帰りたくない…
まだ雫といたい…

ぇ…?
私、なに考えてんの…?

雫はそんな私に気付いたのか、

「また連絡して?まぁ,俺からすると思うけどwじゃぁ…」

チュッ

えっ…

おでこに生暖かい感触が伝わった…

「またな!///」

雫は少し照れた顔をして
走って行ってしまった…

やばぃ…

まだ、おでこには
さっきの感覚が残ってる…

うきゃー///

おでこにキスされちゃった…


すっごく嬉しい!

私はウキウキ気分で
家の中に入った

でも、
なんでだろぅ…?