「おかえりなさいませ。」

『ただいま』

「今日は,レン様が来ていらっしゃいます。お嬢様の部屋にいます」

『そう…わかったゎ。今日はご飯いらないわ。』

「かしこまりました。」

私は部屋に向かった

あっ,前にも紹介したけど
レンは俳優だよ
ママの紹介で付き合ってるだけ…

ガチャ

「美雨…おかえり」

『ただいま 今日,仕事は?』

「さっき,終わって美雨に会いたかったから来たんだ」

いい大人がよくガキに
そんな事言うよ。

『そぅ…』

「美雨…こっち来て」

レンはベッドに座っていた

私が近付くと,

グイッ

『きゃっ』

いきなり、手首を掴まれて
ベッドに押し倒された

「美雨 可愛い」

チュッ

あぁー…

私はまた、愛のない行為をする。

行為が終わると,

チクッ

『いった!』

は?
ちょっと…

「ごめん…痛かった?」

『なにしたの?』

「なにって…キスマーク付けたんだよ」

『最悪…なにすんのよ…もぉ,今日は帰って』

レンは悲しげな瞳を向けて
出て行った。

キスマークとか独占の意味じゃん。

私,嫌いなんだってば…

ふいに,雫の笑顔が
頭を散らついた…