店内に入ると外観からは想像も

出来ないような広い店内だった。


薄暗い照明で、シャンパンなどが

飾られている。

ガラスのテーブルに赤いソファ。

壁色は黒。

不思議な、大人な雰囲気の内装だった。



18歳になりたての私には不釣合いな

場所だと歩美は思った。


『2人ともこっちきてー』

飯田に案内されVIP席という1つだけ

個室になっている部屋に連れられた。



『この紙に書いといて〜』


渡された紙には名前、住所、

などといった履歴書のようなものだった。