泪ていうのは好きな映画の主人公が
るいっていう名前だったから。
特に深い意味はなかった。
『泪ちゃんね!似合ってる!!』
『泪!?なんか変な感じ〜☆
でも、超可愛い♡よろしくね泪!』
『ありがと…』
自分でもなんだか照れ臭かった。
『それじゃあ、早速支度しよっか!』
渡された袋の中から気に入ったドレス
を選んでと言われたので私は適当に
手に取った黒のミニドレスを選んだ。
少し狭い控室に案内され着替えた。
胸ががっつり開いていたが
泪は細身な身体と打って変わって
親譲りのDカップだった。
『お〜ルイちゃんナイスバディ♡
顔良し、スタイル良し、うちの看板に
なってもらおうかな〜♪』
などと褒めてくるさっきの太めの
アロハシャツがピシッとスーツ姿に
なっていた。
この男が成川というアダルトの店長だ。
リサは自前のピンクのミニドレスだ。
スラットした脚が目を引く。