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「おはよ、委員長。今日も素晴らしいガンの飛ばしかただね?こいつら先輩なのに。感心するよほんと」
「おはよう神山 大地。あんたこそ、こいつら先輩ってのに、素晴らしい殴りっぷり。惚れ惚れするわー」
「あれ、惚れちゃった?まあしょうがないか、俺かっけーし」
「惚れないわよ馬鹿。棒読みじゃない、気付きなさいよ」
「ごめん気づかなかった。ってなわけでバイバイ」
手を振って、下駄箱に行こうとする、神山 大地。
「あ、ちょっと待ちなさい!腰パン禁止よ!あと髪の色さっさと黒にしなさいよ!」
こう注意するのも、いつものこと。
「腰パン楽だしやめたくない、あとこれ地毛ね。いい加減覚えて委員長」
あいつが、手をあげて、憎たらしい笑みを浮かべて去るのもいつものこと。
「…ほんと、憎たらしい」
神山 大地は、わたしの敵だ。
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