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「…別に調子に乗ってないわ。わたしは業務を果たしているだけ。

ただだらしなく過ごしてるあなた達とは違って、真面目に仕事をしているの」

「っ…へぇ〜、真面目なのはいいことですねぇ?いいんちょーさん」

「…そこがムカつくんだよ」



じわじわと迫ってくる男三人。
…何回目かな、このパターン。
何度向かってきても、わたしに勝てっこないわよ。だってわたし、強いもの。空手初段、だしね。


…男が近寄ってくることに対しては、不快、この二文字の感情しか浮かばないけれど。



「…勝手にイライラしてればいいじゃないの。ただ、周りに迷惑かけるのはやめなさい。とりあえず服装ぐらいは直せるでしょ?あなた達でも」

「! くっそ…!」



拳を握って、振り下ろそうとする男。
しょうがないので、太刀打ちの体制を取る。


けれど。



「がっ…」



わたしに触れることなく倒れる、三人の男。


前にいるのは、三人とは違う男。



太陽の光に当たって、綺麗に輝く茶髪。



…神山 大地。


またこいつ、か。



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