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何事もなく、昼休みの時間になった。
里依紗は言っていた通りバスケ部の集まりがあるので、わたしは美華と屋上で食べることにした。



「じゃあ行こうか、美華」

「うん!…って、綾愛、あそこ見て!」

「ん?なに………」



美華が指差すのは、教室の出入り口。そこには……。



「あ、居た。
委員長、飯食お」

「な、神山 大地…!」


い、今何と?
飯食お?
だれと?
神山 大地と…、わたしが!?



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