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「銀髪?どう見ても白髪にしか見えないんですけど・・・」


その銀髪白石が私を探しているって・・・何で??

頭の中は????でいっぱい。


「アイツはあれでも白皇の総長だからな」


確かにあの時、厳つい集団から「総長」と呼ばれていたような気はするけれど。

そこで、ふと朝の事を思い出す。

登校途中で会った男子高生達が話していた「人探し」の話。

確か「白皇」が女を捜しているって言っていた。

あれは私の事だったのか・・・

少し考えたら、私を探してる理由なんて簡単で。

総長様が仲間の前で簡単にKOされたら面目丸潰れだもんね。

それも女に。


「仕返しですかね?」


魁さんに視線を向ければ


「さあな」


アイツの考えてる事はよくわからねぇ。そう言って空き缶をゴミ箱に投げ入れた。