私は流李と登校が日常になってたかもしれない。


ちょうど優梨が浮気してから。


流李はさりげなく支えてくれる私のヒーローみたい。


流李、ありがと。


階段を走ってのぼる。


ダン‼


「麻由里〜!おはよー」


「凛‼おはよー!」


キュッ‼


朝から恒例の抱擁。


癒される。


「女同士で抱き合ってレズかよ」


「麻由里は俺がいるだろ?」


「「流李(白兎)」」


いつメンはこの4人。


楽しいんだ。


「はーい!これから女限定の話するから!男子はどっかいってねー」


そういうと流李達はどこかへいった。


「で、澤原と昨日も帰ってないの?」


「昨日は…浮気を目の前でやられて無理って言われた」


私は涙がでた。


「別れなさいよ。澤原なんてゲスじゃない」


「…だってぇ…好きだもん」


「凛は一途ね、もっと近くにいいやついるのに」


「え?」


「なんでもない」


麻由里はなにか考えていた。


私は今日は一緒に帰りたかった。


だってあと2カ月で優梨の誕生日だから。


誕生日ぐらい欲しいものあげたいからね。