「優梨!この中でどれがほしい?」


私はまた偽りを被る。


「あ?…これ」


指をさしたのは高い指輪。


「お前金持ちだからこれぐらい親がくれるだろ?」


「…わかった!」


私はニコッと笑った。


また名前をよんでくれない。


明日からバイトさがそー。


優梨にできる最後の事だからね。