「あたしね、優ちゃんのこと、好きだよ」

 
 小学生6年生の夏。

 
 大好きだった幼馴染の優ちゃんに、告白した。


 声が震えて、顔がじわぁと熱くなってきて。


 人生初の告白だった。


 でも、


 「俺、恋愛とか興味ないから」



 それが、優ちゃんの返事だった。