いつものように夜にメールをしていた。
『その好きな奴が入ってる部活は?』
[部活は教えたくないっ!
すぐ分かっちゃそうだもん。]
『わかんねぇって!大丈夫だろ!』
[野球部、、、。
横田の好きな人の部活は?]
『野球部かぁー。あ、そいつ同じクラス?
俺の好きな人はー、運動部!』
この時点で、横田の、好きな人が
うちじゃないって決まった、、、。
だって、うち帰宅部だもん。
分かってた事だけど、ショックだった。
でも平常心でいなきゃね。
[同じかなー?wwwww
ねぇ、それ卑怯!!
何部?]
『同じ?他クラス?どっち?
もうダメー。部活教えたしっ』
[同じって言ったら野球部、
横田と田中しかいないけど?
横田ひどいーっ]
田中*田中公樹-タナカコウキ
野球部、坊主、175㎝くらい
細い、顔微妙
『そりゃー、田中だろ、好きな人、
俺なんかありえない。』
[さぁー?どっちだろうね?]
『なぁ、それは同じクラスって認めたって事でいいのか?www』
[あぁぁぁぁぁぁぁ!
違う!違う!違う!
認めてない!]
『いやぁ、もう手遅れだろwww
じゃあ、お前が好きな人って田中?』
[同じクラスじゃないもん。]
『認めろよっ
もうここまで来たら教えろよー。』
[誰にも言わない?
言ったら横田大嫌いだからね。]
『言わねぇよ。
お前の好きな人なんて言ったってつまんねぇしwwww』
[横田が思ってる人じゃないほう。]
『え?てことは、俺?』
[さぁ?知らないっ!]
『ちゃんと答えろって。
田中?俺?』
[横田だったら、どうするの?]
『どうするっつーか、
まぁ、嬉しいかな。』
[ふーん。そっか。
横田だよ?うちの好きな人
でも告白とかしないから。
だって横田には好きな人いるんでしょ?
運動部の。]
『そっか。なんか無理矢理聞いてごめんな。
でも、ありがとな。』
[別に自分から言ったんだから
横田は気にしなくていいよ。]
『わかった。
じゃあ、また明日な。
メールするから。』