少し先を歩く春人くんに並ぶように小走りでいった。

それに気がついたのか
私のあるくスピードに合わせてゆっくり歩いてくれた。
たまに優しいところあるよね。
悪魔のくせに(笑

[ありがとう]

聞こえないくらいの小声でいってみた

顔を見ようとしたら、春人くんはそっぽを向いていた

[どうしたの?]

覗こうとしたとき

[みるな!!]

怒られた。
なんかしたかな、

[別に怒ってるわけじゃねぇから勘違いすんなよ]

[あ、はい]

[てか、あれだぞ
家に帰ったら朝言ってたお仕置きすっから]

[!?え?!そんなの言ってたっけ?!]

忘れてたよ、お仕置き
痛くないお仕置きってなんだろう

[美紅がやみつきになるようなお仕置きしてやるよ]

にやって笑ってこっちを見る

なんか危なそうじゃない?これ
わからないけと野生の勘?女の勘?

[やだ。お仕置きいらない!]

[お仕置きは、美紅のいるいらないで決まることじゃねーよ
あ、そういえば言うの忘れてた
今日から親父と美希さんなんか、世界一周旅行行くらしいよ]

[は!?そんなの聞いてない!!
なんで!?家のことは!?
てか春人くんと二人!?無理!!]

[だって、今言ったし。
家のことは二人でなんとかするしかねえだろ。
俺は美紅と二人っきり嬉しいけどなぁ]

パニクってた私の質問に一つ一つ答えてくれてるけど、めっちゃむかつく!