今度から近づくのやめよう。うん。

と一人で考えていると

[覚えてんだよな?
まだ俺のこと最低なやつって思ってる?]

[は?当たり前!本当に傷ついたん..!?]

なに?なにが起こってんの?!

[ごめんな、本当にごめん]

目の前には春人くんの胸。
つまり抱きしめられてる
てか、さっきうち何を言おうとしてたんだよ
傷ついた、なんて、、。

[ちょっ、離して。]

[美紅、本当にごめんな。
あのとき、ああ言った理由聞いてくれるか?]

春人くんは私を離して、真面目な顔して言ってきた。
理由?なんなの?意味が分からないよ

[理由、、?あれは嘘だったの?お酒のんでって。]


[あぁ、嘘だ。
あれは仕方がなく吐いた嘘。
なんでもっとマシな嘘吐けなかったんだろうな、]

なに?今まで1年ちょい、私はなにも知らずに傷ついてたってこと?

[なんで?なんで嘘吐いたの?]

[今から話すよ。]